2014/04/21 docomoが2014年6月からVoLTEを開始 [モバイル]
携帯電話がまた1歩進化するらしいです。
データ通信はLTEと言う高速回線に移行しましたが、音声通話をする場合は、従来の3G回線を使用していました。
「Xi(クロッシィ)」対応のスマートフォンでも、通話は「FOMA」だったわけです。
それが、2014年6月、夏に発売される端末からは、LTE回線を使った通話に対応した機種になるそうです。
3G(FOMA)の音声通話は、回線交換データ通信ですが、今度のVoLTEは、IP電話などと同様の、パケット通信による通話になるそうです。
スマホでIP電話や、LINE通話を利用したことがある方はお分かりかと思いますが、パケット通信による通話の場合、ちょっともたついた感じになります。
専用の通信帯域と回線を確保した上で行われる回線交換に比べて、他の通信と共有になるパケット通信では、どうしても遅延を感じやすくなります。
そうなると、VoLTEより、古いFOMAの方が安定して通話できそうな気がしますが、その辺はちゃんと考えられているそうです。
VoLTEの通話パケットは、他のパケット通信よりも優先されるようになっているそうです。
そして、LTE回線の方が通信品質が高いので、現行のFOMAよりも品質の高い通話を実現しているそうです。
この辺は、実際に使ってみないとわかりませんが。
LTEがパケット通信だけで、回線交換が無いのは、2つの通信方式を実装するよりシンプルだからだと思われます。
3Gのデータ通信は、後期にはかなり高速化されましたが、初期の通信速度は384kbpsと、はるかに低速でした。(これでもISDNの64kbpsと比べたら速いけど。)
この速度で安定した音声通話を実現するためには、交換回線データ通信が必要だったのだと思います。
さて、FOMAが登場したのが、2001年10月。
movaのサービスが終了したのが、2012年3月。
既存のFOMAのアンテナは、徐々にLTEに置き換えられていくそうですが、FOMAはいつまで使えるんでしょうか。
通話のみならFOMA用のプランが安いんで…。
新料金は携帯用のカケホーダイプランでも2,200円だし、他の選択肢が無いので困ります。
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