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2017/12/10 自動販売機

 ちょっと出かけた帰り道、バスがくるまでちょっと時間があったので、温かいお茶でも飲もうと近くの自動販売機へ。

 「温かいお茶」のボタンを押した瞬間、私は視界の片隅で、取り出し口に出てきたのが缶であることをなんとなく認識していたのですが、いやそんなことはないでしょと言う思いと、あぁやってしまったと言う残念感が錯綜した状態で、商品を確認しました。

 そこにあったのは、

 温かい、レモンスカッシュ。

 やっぱりか、と、あきらめつつ、しかし温かいお茶を飲みたい気分はまだそこにあって、これはきっと一本だけ間違って紛れ込んだんだと言い聞かせ、再度お金を投入し、「温かいお茶」をPUSH。

 硬くて重たいものが落ちる音が、やっぱり温かいレモンスカッシュが出てきたことを告げる。

 どうやらこの自動販売機、本格的に間違いが生じてる様子。

 どんなにお金を投入しても、この自動販売機から温かいお茶は出てこないことを悟り、もうバスが来てしまうので、温かいレモンスカッシュ2本を握りしめて帰路へ。

 何か飲みたい気持ちはまだあって、ホットレモンだってあるわけだから、ホットレモンスカッシュも飲めなくはないんじゃないかとちらと思ってみましたが、缶がぱんぱんに膨らんだ温かい炭酸飲料なんて言う爆弾を開封するという自殺行為はできないとすぐ気が付きました。

 あーあ、もう仕方ないな、まぁこれでも良いかと妥協できる余地が微塵もないこの間違いを、どこにぶつけたら良い物かと思うわけですが、まぁこれも経験かと思いまして、自動販売機のメーカーにクレームの連絡をしてみることにしました。

 スマホのカメラで自動販売機の番号と連絡先を控えておいたので、ひとまずメーカーのホームページを確認。
 自動販売機のトラブル用ではないのですが、フォームから問い合わせが送れるようになっていたので、この旨を書き連ねて送信してみました。

 そしたら、ちゃんと電話で連絡がありました。
 代金は、自宅のポストに届けてくれました。お詫びのメッセージと共に。

 案外、あっさりと言うか、さらっと迅速に対応してくれてびっくり。
 温かかったレモンスカッシュは返品できてないのですが、それは良かったのかしら。


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