2017/06/28 マクドナルドのシステム障害
少し前のことになりますが、マクドナルドのネットワークに障害が発生し、店舗で「dポイント」「楽天スーパーポイント」、電子マネー「WAON」「iD」が使えなくなったという出来事がありました。
このニュース、私的に気になったことがありまして。
なんでWAONが使えなくなったのかしら。
「Edy」だけは利用可能だったに。
ネットワーク障害が起きていたのに、なぜEdyだけが利用可能だったのかは、Edyで決済を行う場合は、センターとの通信が必要なく、お店のレジとEdyカードの通信だけで良いからです。
ローカルだけで決済処理が完了するのです。
交通系の電子マネーもEdyと同じ仕組みです。利用者が歩きながら改札にカードをかざすわけですから、速やかに処理を行う必要があるので、この方法はとても有利です。
ネットワークやセンター側に問題が起きても、決済処理は影響を受けないので、より障害に強い仕組みと言えます。
ローカルだけで決済できるのは、EdyカードのICチップの中に利用できる金額の残高が記録されているから。決済時にはカードと決済端末側との間で、この残高をやり取りすることで決済を行っています。
「電子マネー」と言う言葉の通り、「電子」的に「お金」が記録されているわけです。
(そういう意味では、iDやQUICPayやその他センター管理系が電子マネーを名乗っているのは私的にはごにょごにょ…)
マクドナルドで使えなくなったその他のサービスですが、「dポイント」「楽天スーパーポイント」については、利用者を識別するための番号をカードなどからお店のレジで読み取って、それをもとにセンターに問い合わせることで利用者のポイントがわかる仕組みなので、ネットワークがだめになると使えません。
「iD」についても同様です。iDもEdyと同じFeliCaと言うICカードの仕組みを利用しているのですが、その名の通り、カードのICチップには識別番号しか入っていないようで、残高管理はサーバ側で行っているそうです。
で、WAONもEdyと同じタイプの、ICカードの電子マネーなんですが、使えなくなったそうです。
なんでEdyが大丈夫で、WAONはだめだったんだろう。
何かしらリアルタイムでセンターとやり取りしないと決済できないのかしら。
謎です。
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